2012年7月31日火曜日

粒の大粒化がニッポンを支える会

土壌のスペシャリスト 新妻氏、肥料のオーソリティ 小林社長 と炊飯人、三人が集まるとにわかに始まったアツいお米談義。お米が育つ基本であり、その育ち方を大きく左右する土壌からみたベストな姿、成長の過程での使い方や品質でその性質を決定づける肥料からみたベストな姿、そして精米&炊飯した「白いごはん」のベストな食感と美味しさ(あえて食味とは言わない)。お米にとって始めと終わりを良く知る三者の偶然なる(あるいは必然?)意見の一致!それはコメの粒の大粒化。もちろん成分としての美味しさの追求も果たしながらのことであるが。 近年の米作りは食味計での高評価を目指すあまりに、成分としての食味値アップに躍起になりすぎ、その後の流通→精米→炊飯に耐えて美味しいごはんに成り得るコメとしての品質追求が疎かになっていないだろうか? 美味しいごはんが大好きな私たちが食べたいのは、冷めながら甘味が出てきて、ベチョベチョしていなくて、一粒ずつがつぶつぶして立っているごはん。たんぱくが少なく、粒の大きい穂先を集め、細かい割れ米が出にくい大粒化したニッポンのお米。これを各地で競い合って開発していくとき、「ごはんの国ニッポン」に暮らす私たちの後の世代たちも「ごはん党」であり続けることだろう。

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