2012年9月17日月曜日

遅ればせながら出穂!

表参道の店先で育てている新潟コシヒカリのイネ。
新潟の自社田んぼの土で、新潟と一日違いの6月の田植え
だが、出穂は約ひと月遅れ。
朝晩の寒暖の差が無いことや、街灯で真っ暗にならない夜。
都会ならではの環境条件がそうさせるのだろう。
同じく代々木の店先で育てているイネは、交通量の多い車道
沿いという条件なども重なってか、毎年さらに遅い出穂である。
この時期、ちょっと郊外に出れば当たり前のように穂を垂れる
田んぼを目にするが、実は2000年超の経験を元にした
技術の伝承と革新による、苦労の栽培が施されているのである。
私たち都心に住む者も、花を育てるようにバケツで気軽にイネを育てて
日本の食文化の中心「米」を知るのもいいものだと思う。
 
そんな思いで毎年6月頃に店先でお配りしている苗。
今年も小平の小学校から順調な成長の便りを頂いた。
イネを育てて観察する5年生と、夏休みもそのイネを見守る先生方。
同じ苗箱のイネたちが今は違うところ(新潟、渋谷区、小平など)
で育っている。そしてその情報交換。
嬉しいニッポンならではの繋がりである。
 

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